医語よろしく
2008年1月〜
2008.3.28
卒業式ありがとう
息子の高校の卒業式に、PTAの役員としてお祝いの言葉を贈る機会があった。実は自分の母校でもあり、親として先輩として、子供達にもきっと良いはなむけが出来ただろうと思うとともに、自らとても貴重な経験をさせてもらったことを感謝している。

お手伝いしている乳腺クリニックの院長が、ずいぶんこの卒業式祝辞のことを気にかけてくれたので、お礼かたがたご報告をしたメールがある。是非それをおひろめさせてもらおうと思う。

「月曜日の卒業生への僕の祝辞のこと、気にかけていただいていたと聞きました。おかげさまで、とてもうまくいきました。報告遅れてすみません。

実は自分が、母校の卒業式に出席した記憶が全くありませんでした。おそらく当時、2期校の試験の前だったし、私大に行くことがほぼ決まっている?様な中途半端な安堵感から、心ここにあらずだったんだろうとおもいます。卒業証書はもらっているので、出席はしているはずなんですが・・・

だから今回は、息子の卒業式なのに、自分が卒業生になったような気分でした。32年後に、ようやく自分も高校を卒業できたような気がしています。ここ数ヶ月、子供達の受験のことで、当時の自分に重ね合わせていろいろなことを思い出しながら過ごしてきました。だから、この卒業式が、他人事でなかったのかもしれません。

僕にとっても、本当に良い経験をさせてもらいました。いつも仕事がら人前で喋ることは多いですが、たいていパソコンの絵でプレゼンしながら適当に喋ることばかりなので、今回はもちろんパソコンも原稿もなしで、しかも300人を超える高校生とプラス同数の保護者の方や学校関係者の前ですから・・・緊張せずに喋ることは喋れましたが、終わってから身体が震えていました。

しかし、若い子達は本当にいい目をしていますね。僕は製薬企業の新人研修で、大学卒業直後の、全く無垢の連中に講義をすることがありますが、そのときにも、おなじ「目」を感じます。真剣にこちらを見ていてくれるし、きっと喋っていることが白い砂地にしみこむように、彼らの中に吸収されてくれるのでしょう。本当に若い人は、いいです。で、かわいいです。愛しいです。自分の子供でなくても、本当におまえらかわいいよ・・って思いますよ。こういう経験も、させてもらいたくても出来ない大人が多いのに、僕は幸せ者ですね。」

本当によい経験をさせてもらった。卒業生の皆さん、保護者の皆さん、学校関係者の皆さん、どうもありがとうございました。それからようやく32年ぶりに、やっと卒業させてもらえた母校にも・・・・・・ありがとう。


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