医語よろしく
2008年1月〜
2008.1.17
4つの習慣で14年長生き、英国大学で健康調査結果?
@たばこを吸わず、A飲酒は適度、B十分な野菜果物を取り、C毎日適度に運動をする習慣がある人は、それがないヒトに比べて14年長く生きられるとの健康調査の結果が、英国の大学から報告された。習慣と最も関連するのは心臓や血管など循環器系の病気という。
どの項目もどれもすでに健康に良いとされていて、当たり前といえば当たり前。タバコ吸いで大酒を飲み、野菜より肉が大好きでろくに運動もしなければ、長生きなんぞ出来るはずがない。
たしかにタバコは論外・・これはなんの弁解もなく「喫煙者は健康を論ずる資格なし」である。しかしそのほかの項目はどうだろう。大体この4つの項目が忠実に守れるやつは、ストレスの少ない社会的な貢献とは無縁の人種かもしれない。仕事をバリバリやってると、おつきあいで酒の量も増えるだろうし、野菜や果物を十分撮れる食生活にはなかなかならない、もちろん毎日30分ずつ必ず運動するってのも難しい。朝の犬の散歩ったって、よっぽどガシガシ歩く犬でなければ飼い主の健康増進にはつながらない。言い方は良くないが、仕事をリタイアした定年後でなければ、この手の健康習慣を守ることはかなり難しいのかもしれない。悪い生活習慣が引き起こす不健康状態は、裏を返せばバリバリ仕事をすることの副産物なんだろう。
バリバリ働けば当然ストレスが多くなるが、それでも長生きしている人は決して少なくない。ゆったり老後を送っていても、じつは適度な刺激がないためかえって短命に終わったりしないだろうか。逆にストレスに強い人こそが長生きする、いや、長生き出来るヒトだからストレスを感じつつバリバリ働き続けられるのかも、そうなると、結局はタバコ以外の3つの健康増進項目は守れなくても、「長生きする奴はする・・」ってことか?

せっかく理想的生活習慣を科学的に提案してくれているのに、こんな結論ではちと情けない。したがって今後この健康調査の結果を聞いて、我々はどのように対応すればよいか・・・というと、まずタバコは禁!現在の喫煙者も直ちに禁!仕事は元気にバリバリ働かなくてはならないが夜のおつきあいはほどほどに、ビジネスミーテイングと称した夜のアルコール入り会合は極力回避する(昼間のうちにミーテイングせよ)。夜のその時間はスポーツに当てる。ストレッチや筋トレだけでも良い、もちろん汗をかく有酸素運動が出来れば理想的・・食べ物は「脂肪分」を極力カットし、腹はふくれるけれどカロリーの低いもの(って、つまりのところ野菜じゃん)を十分摂って、体重をコントロールする。この4つの健康増進項目はまさに今はやりのメタボ対策にもなり、ひいては長生きにつながる。
さあ皆さん、今の自分に定められた寿命より14年間長生き出来るよう、いかにして努力しますか?  (つづく)


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