医語よろしく
2007年1月〜
2007.9.21
○ ○の秋、満喫中・・・part1
学問の秋、読書の秋、行楽の秋、スポーツの秋、食欲の秋・・・つまりのところ秋は何やったって具合が良いわけであって、今が、なんでも「やりどき」と言うことになる。これら○○の秋を確実に満喫し、これからもしばらくはそんな状況が続くと思うので、今回はそれを話題にしてみよう。まずは学問の話・・・と言いたいところだが、お勉強の話は最後(次々回)に(勝手に)回すとして、今回はそれ以外の満喫話・・

スポーツの秋:スポーツジムでのトレーニング継続中。目標(学生時代の体重)にちょっとだけまだ届かない体重も、何とか3ヶ月以上維持している。昨年はえらそうなこと言いながら、秋口〜冬にかけて体重は5キロ近くリバウンドしてしまったので、今年はなんとか夏の体重をキープしようと・・・おまけに来年はどうやら仲間うちと富士山に登る事になりそうなので、ますます体力つけとかなきゃね。今年のモチベーションは、ちょっとだけビリーのおかげ?・・・しかしトレーニングルームにこもってなんていうのは、スポーツの秋とはちと違うかもしれない。外で開放的に汗をかく・・ってのが理想なんだろうな。ンじゃあ今度は、野外でビリーやるか?

食欲の秋:これがクセ者なのである。ジムのトレーニングに並行して、当然ダイエットもまぢめにやらなくては、今の体重は維持できない。ところが出張が続くとか、夕方からビジネスミーテングがあるとか、最近は子供の学校のPTAの打ち合わせが夕刻に多くて、要は忙しいほどうまいモンを食べる機会が増えてしまうのである。しかし、これも「己を律する」強い志があれば、松茸の香りと脂ののったサンマの誘惑には負けないでいられるはずである。

以前このHPにも書いた、ボデイビルダー○○筋骨塾、塾長は、誰かと一緒に寿司屋のカウンターに座っても、寿司にはけっして手を出さず、「すみません」と言いながらポケットから出したツナ缶(ノンオイル、一缶80カロリー、タンパク質約20グラム弱)を二缶食べて、おしまい・・・にする、と言う話を聞いたことがある。そこまでストイックにやれば、彼らのような体脂肪4%の身体が手に入れられるわけで、「自分を律する」事がいかに身体作りに必要か納得できる。彼らにはきっと、食欲の秋という言葉はない? 

でも、ボデイビルのコンテストは一年中あるわけではなくて、ビッグタイトルの大会はほとんどが春から夏にかけて集中するので、彼らの年間戦略は、冬の間から春先にかけて徐々に脂肪を減らして、筋肉の繊維が透けて見えるまで皮下脂肪そぎ落としに入り、来るコンテストの時期に間に合わせるのだが、大会が終わった秋から冬にかけては、むしろバルクアップの時期、つまり筋肉量を増やして「からだ」をデカくする事に専念するらしく、その時にはハードな筋トレもするけれども、タンパク質中心に結構がっちり食べる・・・とも聞いている。だからひょっとしたら彼らにも「食欲の秋」はあるのかもしれない。

最近、健康関連の話題となると真っ先に、メタボ(メタボリックシンドローム)のことが出てくる。自治体はそろそろ健康行政の注力を、がんの早期発見からメタボ対策にシフトしようとしている。がん検診は健康保険組合に放り投げて、成人病検診、メタボ対策を行政が引き受ける・・という構図らしい。

そもそも、メタボ・・なんてのはさあ・・・「俺メタボ」、「メタボへまっしぐら」とか「腹(筋?)が横に割れている」「名前は細井ですが」(JRの駅のポスターにこんなのがあった)などと、おちゃらけてる奴らは、けっしてメタボから脱却できないだろうと思う。要は「メタボ」は、「私は己を律することのできない、たるんだデブおやじです」って言ってるようなもんだろう。日本中のメタボ野郎達が、みな秋の食欲をセーブして基礎代謝プラスαカロリーの分食で節制し、週に2日トレーニングで身体を鍛えて、ウエストを5センチ、体重を10キロ減らせば、おそらく成人病の発生は激減し、莫大な額の医療費が削減できるだろう。個人の「自律」が最も有効な予防医療につながるはずである。メタボ検診、メタボ対策なんていう、くだらない医療(すみません、言い方が過激で・・)に大事な税金をつぎ込む事が、果たして必要なんだろうか・・

ついでに、トレーニングジムと自律の話を追加しよう。○○筋骨塾長はもうスポーツジムに何年も通うヌシだから、春夏秋冬、ジムから窓の外の季節の移り代わりは見えないが、メンバーの移り変わりはイヤほど見ている。
「大体春先新年度から連休くらいにかけて、新規で入会してくる人たちでジムはあふれかえるんですよね、最初はそれこそよけいな水分が抜けて燃えやすい筋肉が燃えることで、とんとんと数キロ〜5キロくらい面白いように順調に体重が落ちる、しかしそのうち全く体重が落ちなくなって、なんで痩せないんだろう、ジムでいっぱい汗掻いて、カロリー減らして腹ぺこにしてるのに・・となると、もう面白くなくなって、大体夏休みが明けて2学期になったら半分以上のメンバーは、それっきりジムに顔を出さなくなりますよ・・・」
そうなると前以上に体重はリバウンド、再度メタボへまっしぐら・・こういう輩は通販の「痩せる?健康器具」に次々と浮気をするのがせきのやま。己の自律心のなさと間違ったダイエットトレーニングは、メタボの予防どころか助長すらしてしまっている。夏休み明けにジム通いやめちゃったそこのあなた・・もう一回心を入れ替えてリベンジしてみないかい?

次回は「読書の秋、行楽の秋」、次々回は「学問の秋」の話をしよう。


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