医語よろしく
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■2007年1月〜
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2007.8.5
超音波検診いよいよスタート
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C市では、いよいよこの秋(10月)から、30歳代の女性を対象に乳腺の超音波による検診がスタートする。施設検診のスタイルで、受診者は指定された医療機関を受診し検査を受けることになる。今年2月にこの話題で問題点をあげたが、いざスタートすることになってどのように解決策がとられるのか?これまでに明らかにされている準備の様子をさぐってみよう。
C市医師会は残り2ヶ月で、約100人程度の超音波検診希望施設の医師会員(開業医のドクター)を対象に、ひとりが数回の参加を義務付けて講習会を受講させる。その講師は検診センター乳腺科の部長H先生。いつも乳腺超音波を診ているドクター達には、それほど目新しい勉強材料が提供されるわけでもなかろうが、あまり見慣れていないかもしくはこれから本格的にやろうとする先生には、かなり有意義な勉強時間を提供してくれるはずである。
講習に参加する際に自施設で使用する超音波本体と探触子(プローブ)の機器名称を届け出させること、さらに自施設で行った乳腺超音波検査の撮影画像(多くはポラロイド写真)を持参する。これらを元に使用機器の必要条件を満たしているかどうかを判断するらしい。
ということで、とりあえずは医師会の先生方、誰でも無条件にどうぞ超音波検診を始めてください・・・とだけはならなくてすみそうである。マンモグラフィと同じく読影のトレーニングを積んだドクターに資格を与え検診に参加してもらうわけである。しかし、この数回の講習を受講したからといって、トレーニングが十分なされたかどうかはちと疑問が残るので、この限定許可された施設(ドクター)は、自分のスクリーニングスキルがどのくらい正確なのかを、あとあと必ず評価することを怠ってはならないと思う。つまり検診が始まってもやりっ放しではなくて、必ず自分がどういう所見でひっかけて要精密検査にしたか、そのケースが精密検査の結果、最終的に異常(悪性)であったのかどうかということを、絶えず見直し検証し、超音波画像の読影力アップのためのトレーニングを続けて欲しいのである。
この原稿を書いている数日間のうちに(仕事が遅いのでひとつの文章を書くのに何日もかかってしまう?)、すでに講習会が始まって、多くの先生達が講義に参加し勉強を始めたと聞く。この期に及んで乳腺超音波検診が本当に安全に行われるのかなどという話をしても、本来の情報提供会社としての役割は果たしたことにはならないので、乳腺超音波検診法がいかに乳がんを発見するパワーが強いか、下のグラフを見て再度理解していただくことで、この話をおしまいにしようと思う。

最後にもう一度・・・
10月よりC市で乳腺超音波検診が始まります。対象の年齢の方は、必ずお受けください。
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