医語よろしく
2007年1月〜
2007.3.9
 Face to Face その1
最近、全国主要都市への出張が多い。
「先生はご自分の会社で、いったいどんな仕事をしているんですか」と聞かれることがよくあるので、今日はそれを説明しておこう。

各製薬メーカーのMRさん達は、ドクターや医療関係者に対して、薬剤に関連する最新の正しい情報を提供すべき立場にあるが、彼らの情報提供活動のスキルアップを目指して、社内教育のお手伝いをすることが、私の会社の大切な仕事のひとつである。

「ロールプレイ」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
MRさん達が、自社の医薬品情報を病院のドクターに話しをすることは、かなりの製品知識やコミュニケーション能力を要する作業である。製品知識や周辺の医学知識は自分で勉強したり会社内の講義で教わったりすればよいのだが、コミュニケーションの能力、話し方説明の仕方のスキルアップには、ある程度、実際に「しゃべるトレーニング」が必要になる。ロールプレイとはMRさん役とドクター役の人間が医局での面談を再現、つまり両役をバーチャルに演じることで、MRさん達が製品情報提供の仕方を実践トレーニングする方法である。

社内でやれば、ドクター役は同じくMRさんが演じることになるが、このドクター役をつまり、本物のお医者さんである私が演ずれば、どうだろうか?MRさん達は本物の医師に対して製品情報提供をするのだから、社内の仲間同志でやるより、臨場感も緊張感もあり、より実践的なスキルアップにつながる。加えてドクターはどういう視点でこの薬品を評価しているのかとか、どんな根拠でこの薬品を使う使わないを決めているのか・・など実の商売相手(ドクター)からしか教えてもらえないことをじかに経験できるので、社内の仲間うちでやるよりも遙かにためになる(はずである)。

最近はやりのテレビ会議、インターネット経由の教育法は、相手の受講者が多人数の場合には、効率の良い安上がりのトレーニング方法ではあるが、ほとんどが一方通行の知識伝達教育に過ぎない。

ロールプレイのようなトレーニング法は、対面式で直に行われるので、当然、トレーニングを仕掛ける側がトレーニングを受ける人間の所に出向く必要がある。つまりFace to Faceのトレーニングには出張がつきものになり、こうして私の出張が増えるわけである。人間の移動が伴えば、旅費もかかるし、時間も割かれる。より効果的なFace to Faceの研修にはそれだけ金も時間も労力も必要になる。さて、また今夜はANAのフライトだなあ・・あちこち飛び回るのは、身体は大変だけど、楽しい忙しさですよ・・・(今のところ・・・)
去年は年度の途中から、JALから ANAに鞍替えしたので、マイレージがともに中途半端になっちゃった。今年はガッツリANAでためまっせ・・


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