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医語よろしく
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■2006年1月～
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 2006.10.21
乳がん検診を受けたいのですが Ｑ＆Ａ
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ある３０歳代の女性の方から、「乳がん検診を受けたいので、やってもらえる施設を教えて欲しい」とのおたずねがありました。ご存じのように多くの自治体（市町村）では、３０歳代の女性の乳がん検診をサポートしていないところが多いため、受診を希望する方はご自分で検診機関を探さなくてはなりません。
当社のＨＰでは、ＮＰＯ法人J-POSH（乳がんピンクリボン運動）や、がん患者さんの生活支援会社ＶＯＬ－ＮＥＸＴ社などから案内されている、マンモグラフィー施設、乳腺専門医のいる施設などをご紹介しています。それらのリストを上手に活用していただけると、ご希望になる検診施設がおわかりになるはずです。
今回、先ほどの方へのお返事をした内容をもとに、同じように検診施設を探しておられる方のために、Ｑ＆Ａ形式で、検診施設の探し方をお教えいたしましょう。
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Ｑ：
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○○市在住の３５歳女性です。 乳がんの検診を受けたいのですが、どこで受けられるでしょうか。できれば専門医のいるところを希望します。
また、年齢が３０代なので、○○市の検診は受けられないので、自費で受けることになると思いますが、その場合料金はどれくらいかかるものでしょうか。
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Ａ：
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３０歳代の方で、検診をお受けになりたいとのことですね。
必ず、マンモグラフィーを撮れる施設でお受けになってください。触診だけの検診は、絶対におすすめしません。
マンモグラフィーを撮れる所なら、ほとんどが乳腺の超音波もやってくれます。お若い方なので両方の検査をお受けになることがベストです。
（触診だけの乳がん検診では、乳がんの患者さんを発見するパワーが受診者１０００人に対し１人、マンモグラフィーでは３人程度、超音波だけでもそのくらいですが、両方の画像検査を受けると一気に５人くらいまで、がんを発見できるパワーが上がります。
当社のＨＰのなかに「医師、病院、施設リスト」がありますが、その中に、「マンモグラフィー検診を受けられる施設」の、紹介ページがありますので、△△県○○市で探してみてください。
また、その施設、病院に乳腺専門医がいるかどうかというのは、同じく、「医師、病院、施設リスト」の中から、「専門医のいる施設」というページで調べて照らし合わせてください。
もし施設が決まったら、あらかじめ電話などで、問い合わせてから受診された方が良いです。
なぜなら、マンモグラフィーも撮れるし専門医もいるけれども、検診をやってくれない施設もあり （たとえば、○○がんセンターや○○大学付属病院などは、治療機関・・とうたっていますので、検診はやってもらえないところも多いのです）行くと、怒られたり、門前払いされたりで、不愉快な扱いを受けることもなくはありません。最近では地域住民のために病気でない方の検診もお引き受けしますと、大病院、専門病院でもずいぶん見てくれるようになったらしいですが、検診をやってくれるかどうかは、特に大きな病院をご希望の時には、必ず受診前にお電話で確認を取ってから行ってください。
検診の費用は、施設によってまちまちです。というのは、保険診療で（保険証を使って）やってくれるところもあるし、自由診療の所もあるので、このことも受診の前にあらかじめ確認した方が良いでしょう。
検診の受診の際に、実際の病気ではないのに保険証を使って保険診療するとは何事か。そんなことだから医療費がかさむんだ・・と、しかるべき筋からおしかりを受けそうですが、現実的にはそういう形で少しでも受診者の方に負担がかからないようにしてもらわないと、日本国民の健康は維持できないでしょう。
保険診療であれば、初診料、診察、マンモ、超音波で、３０００円～５０００円 くらい。
自費ですと だいたい１０，０００円前後が一般的です。
自由診療は、施設側の言い値の検査費用なので、施設によっては結構な費用がかかるところもあります。施設の豪華さや快適さなど受診者の方により心地よく受けてもらうためのプラスαの料金が含まれているからかも知れませんが、（もちろんそれをお好みの方には全く問題ありませんが）検査が終わって請求書を見て目ん玉飛び出るほどの額だった・・・という方もいるようです、御注意ください。
くれぐれも、あらかじめ、直接施設に確認の上、受診していただくことをお忘れなく・・・。
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