医語よろしく
|
■2006年1月〜
|
|
2006.4.23
あんなんで何がわかるの?
|
|
タイトルだけ読んだら、いったい何のことだろうと、何でも当てはまりそうで、勝手に想像を巡らせてもらって、一向にかまわないが・・・今回のあんなんでいいの?は、生命保険の審査の際の「診察」の話。
長年かけていた生命保険を見直して、新たに契約をすることになったら、保険料のアップに伴い身体が健康体であることを証明する必要が生じた。この半年の間に健康診断しましたか?って外交員さんに聞かれたので、去年の秋に千葉市の健康診断を某クリニックで受けて、一般採血、貧血なし、肝機能腎機能異常なし、高脂血症なし、尿酸値異常なし、血糖値、心電図、尿検査、胸部レントゲン異常なしってなっている診断結果、報告書を見せた。
さらに胃腸の検査はしていますか?っていうのでそれより数ヶ月前に胃カメラも大腸ファイバーも異常なかったけどその診断書はもらってないので、そこに行って書いてもらえばそれですむはず・・と思っていたら、どうやら、その胃カメラ大腸ファイバーの検査日が、ほんの少しだけ古すぎて使えない、とおっしゃるわけだ・・・
だったらもう一回やり直すわけ?昨年の秋からはまた体重が落ちたのできっともっと健康体だと思うよ。いつでも採血し直すよ・・胃腸の検査だって、今度はカメラでなくてバリウムの透視X線撮影だけでいいだろう、大腸検査もファイバーじゃなくて便潜血反応でいいかな・・なんて思っていたら、どうやら、もう諸々の検査はやり直さなくていいからその保険会社の専属の内科医の診察を受けてください・・と言うことになった。
そっか、全身のチェックをしなくちゃならないんだから、それもやむを得まい・・と、半分首をかしげながら納得し(?)お互いの日程を調整して、ある日の夕方うちの事務所にその内科の先生往診に来てもらった。
まず、問診・・ここ半年で精密検査を要する異常を指摘されましたか?とかたばこは吸いますか?とかごくごく一般的な問診。当然すべてクリア。血圧を測って、胸の音を聴診して、中3の時にやった盲腸の手術の痕を見て、そのあと尿検査(きっとテープに2本の帯があったから、尿糖と尿タンパクを見たんだろう)・・・・・・それでおしまい・・・・・・・・・・・・・・え???
あの・・・これで終わりなんでしょうか?とは口に出さなかったが、これで僕の体が嘘偽りなく生命保険に加入できる健康体であることを証明してもらえたんでしょうか? はあ・・ま、これですめば楽でいいんだけど別に、文句いうつもりじゃないだが、こんなんで何がわかるんですか?ちなみにこの生命保険のドクターの診察さえ受ければ、採血や心電図、胃腸の検査などの具体的な検査は一切省略してよろしいと言うルールがあるそうだ。
胃がんも、大腸がんも、肺がんも前立腺がんも、肝臓や腎臓の病気もこれでOKなの?高脂血症とか、糖尿とか、貧血やらも、データ見なくていいの?心電図や心エコーだって必要じゃないのか?
よくわからん、こんないい加減な診察(誤解のないように、ドクターが診察をいい加減にしていたというわけではない)で、他のいかなる検査を省略してもかまわないほど、確かな健康情報として保険の審査が通ることがとても不可解なんだが・・もし仮に7ヶ月後(6ヶ月以内の病気の発症は不担保らしいので)、吐血して進行胃がんが見つかりでもしたら、審査は妥当で正確だったんだろうか?と、別に僕のような医療関係者でなくても疑問に思うだろうに・・
生命保険の審査の時のドクターの診察・・・ほんとにあんなんでいったい何がわかるって言うんですか? またこれで十分と決めた科学的根拠は、いったいどこにあるんですか?・・ま、僕は保険に入れたんだから別にかまわないんだけどね・・しかし、アホくさい・・
|
|
|
|
|
|
|
|
ピンクリボンは乳がん撲滅
運動のシンボルマークです
ブレストサービス社は
ピンクリボン運動を応援します
乳がん検診を受けましょう!
|
|
|
|