医語よろしく
2004年1月〜6月
2004.3.15
 X線被爆による発がん?・・
 新聞朝刊一面に、日本ではレントゲンX線検査をやりすぎるがために、それによる発がんが世界の他の国と比べて圧倒的に多いと言う記事が掲載されました。そのあと・・・外来に来られる患者さんはマンモグラフィーが被爆の原因になってがんがになるんじゃないかと・・記事の効果はやっぱり本末転倒でした。こんな情報伝達の屈折はよくある話ですが、とりあえずマンモグラフィーが心配ないことを患者さん達に説明するだけの手間が増えてます。

 記事では、各国のCTの機械の導入台数をたとえに上げて、日本ではやたらにCT検査が多いことを指摘していましたが・・・そういえば、よく地域の病院で乳がんの「診断」のためにCTを撮るところがありますが、はっきり言って何の役にも立ちません。同じX線検査でもマンモグラフィーとは解像度などの問題で、「しこりの診断」のためにはCTでは全く意味をなしません。そんな状況を見ると、やっぱしCTを購入して早く元を取らなくてはいけないから、そこの病院は無理して何でもかんでもCT検査しちゃうんだ・・よけいな被爆・・・発がんリスク?・・新聞記事が正しいことを認めざるを得ないかな、この点は。開業医の先生方へ、僕は乳がんのことしか言いませんが、乳房のしこりの診断のためにCT検査をするのは意味のないことです、やめましょうよ・・
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