医語よろしく
2003年1月〜4月
2003.2.18
 社会が医師育てる・患者の協力支えに・・・
 日本の医学部では、コミュニケーションを含めた臨床の能力を早くから育てるために、これまで「見学型」が多かった実習を、学生が診療チームの一員となる「参加型」に変えていこうとする動きが加速している。そのためには、患者の協力が不可欠と、医学教育に携わる医師は口をそろえる。
 米国の大学病院に短期留学したことのあるあるドクターは・・「日本から来た留学生ですが診察させて下さいと頼むと、患者さんたちは『もちろん!』と言ってくれた。『私を診察することで、あなたが経験を積み、良い医師になってくれたら、うれしい』と言われ、感動しました」
 学生は重要な戦力として扱われる。治療方針を含めてカルテを書き、指導医がチェックする。「ミスが起きないよう周りが何重にもバックアップする中で、学生は『主治医の緊張感』を味わいながら成長していく」。つまり「米国では社会が医師を育てるという意識がある」
 一方、日本では、学生が問診しようとすると「私は練習台ですか」と嫌がる患者がかなりいると医師らは言う。文科省の報告書も「患者側に学生が医療に携わることに不安感や抵抗感がある」と指摘する。「一般的に、患者が協力しようという雰囲気は、以前より薄くなった。かつて、患者に断りもせずに学生が取り囲むなどしたツケが回ってきたのかもしれない」とある大学病院のドクター。
 これまでなおざりにされがちだったが、学生を診療に参加させることの意義を患者に伝え、同意を取ることを徹底し、雰囲気を変えていく必要があるだろう。

これまた全く同感。僕も同じ経験をしました。99年に米国のニューヨークとテキサスの、有名ながんセンターに短期研修に行った際、乳腺内科(腫瘍内科)の先生が乳腺の患者さん見る外来の診察室を見学させてもらったのです。「自分は日本から来た外科医で、乳がんの診療の見学に来た、診察室に立ち会わせて欲しい」というと「よろこんで・・・どうぞしっかり勉強していってくれ・・良かったら診察してみないか?」とのお返事・・さらに、その後首や乳房の触診をさせてもらえたのです・・日本では、看護学生さんとか、研修中の若い先生達を診察室に立ち会わせるときには、よくよく(理解してくれそうな患者さんを選んで)おそるおそる許可をもらうのですが・・・えらい違いだなと確かに思いましたよ。

イベント情報
医語よろしく
HOTひといき
セカンドオピニオンのすすめ
講演録・出版記事
関連情報サイト
がん患者SS(青山) TODAY !
オンコロジストの独り言
五行歌掲示板
ピンクリボンは乳がん撲滅
運動のシンボルマークです
ブレストサービス社は
ピンクリボン運動を応援します
乳がん検診を受けましょう!
Yahoo! JAPAN
   インターネットを検索
   ブレストサービス  
        ホームページを検索
お問い合わせ リンク規定 プライバシ−ポリシ− サイトマップ