医語よろしく
2002年10月〜12月
2002.10.15
 求められる患者の自営能力・・・
米ニューヨーク市近郊のある女性専門のヘルスセンターのお話し。そこは乳房のケアから頭痛の治療、全身のがん検診まで、女性の体と心をトータルに診る病院。

 同センターの電話相談では最近、更年期後のホルモン補充療法についての問い合わせが相次いでいるという。きっかけは、ニューヨーク・タイムズ紙が今年7月、全米で実施中のホルモン補充療法の大規模臨床試験が中止される、と一面で報じたことからだった。

 女性ホルモンのエストロゲンと黄体ホルモンを五年以上服用した女性では、心臓発作や脳卒中に襲われる割合が、わずかに増えるとの結果が出たうえ、乳がんの発生率もわずかに上昇したからだという。

 女性たちが受けた衝撃は大きく、ヘルスセンターに相次ぐ問い合わせも、不安に駆られた女性たちからのものという。

 米産婦人科学会の前会長で、同センター産婦人科の部長のこめんと・「これからのホルモン補充療法は、患者一人一人に合わせたものが必要になる。治療の目的や服用期間、わずかに増えるがんのリスクをどう受け止めるか。メリットとデメリットを理解したうえで、患者側が選択する必要がある」

 ホルモン補充療法のような、生活の質向上や病気予防のため定期的に薬を服用する治療法は、今世紀の治療の柱の一つになるとされる。医師からのお仕着せ医療から、患者自身の選択の医療へ。患者側には、最新の科学データ―を収集し、分析して自営する能力がますます求められることになる。(牧)
2002年9月30日 読売新聞 月曜日  より・・・

特にあらためてコメントもいらないでしょう。
   まさに患者さんのここにあわせたオーダーメイドの
   医療が、必要とされているんです。


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