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医語よろしく
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■2002年7月～9月
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 2002.7.31
岡山から必死で戻りました・・・
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７月１０日（水曜日）、覚えておいででしょうか。台風６号が日本に接近上陸し、大きな被害をもたらしたこと。特に交通機関への影響は大きく、新幹線も航空便もその機能が麻痺。岐阜のあたりで河川が警戒水位を超えたため、新幹線が不通となり、岐阜を境に日本列島が分断された状態になりました。
そのとき僕はといえば、岡山にいたんです。朝からなんだかみんなあわただしくて、どうやら西の新幹線は大阪止まりらしい、でも岡山駅の目の前の建物からは、新幹線は次々と東へ発っていくのが見えて、なんだ不通なんてテレビで言ってても動いてるじゃん、帰れるじゃん。（な～～んてそんなのに乗ったら最後、駅や途中で何時間も立ち往生、結局大阪にも入れなかった人がたくさん居たそうです）で、まあ新幹線で動くのはやめにして（夕方ののぞみ東京行きの予約はとっとと解約して）、さてどうやって岡山から千葉まで帰ったと思います？？翌日川上診療所での大切な診療と手術があったので、何が何でも千葉にたどりつかねば・・・と。まあ、かなりアセアセ！最悪レンタカー借りるかタクシーででも（いくらかかるだろう岡山からタクシーで帰ったら？？？）まあ、雨量が多くて橋を通るのが難しいのなら、車だって無理だよね、考えてみれば……
まあどっちにしても、かなりイライラ、ソワソワの僕に、アドバイスしてくれた人が居たのです。「飛行機で帰りましょう」って・・・な！に！！、飛行機！？！？台風きてんだよ、そんなモン飛べるわけないじゃん。「だって、飛ぶときと下りるだけでしょ、台風の影響は、途中は台風の上を通るわけだから・・」す、す、すご～～いい発想じゃ。しかしホントに飛べるかなあ・・・と何とかチケットが取れた岡山発羽田行きの４時台の飛行機に乗るべく、岡山空港に入る。すると・・・一便前の２時の東京行きは、機体故障でフライト中止、予定している４時の便は当然、天候調整中（つまり天気の都合によっては取りやめますよ・・状態）、その後の６時台以降の便は、もうすでにこれから近づく台風の影響を考えて、早々と「欠航」が決まっていて、な～～～んだこれって、最後のワンチャンスじゃん。しかもカウンターのお姉さん言ってたな・・・一応飛びますが、着陸地（羽田）の天候次第では、成田空港におります（ラッキ～～～、成田なら羽田より、わたしゃ近いから楽！！でも羽田と成田の天候ってそんなに違うかや？？）さらに、成田も無理なら岡山にもどります・・・なに！！そりゃいけん！！
なにが何でも成田に降りにゃああ、なんならパラシュートででも降ろしてクレイ！！岡山に戻るのだけは・・・やめてよ、お願い！）てな具合で岡山空港を飛び立ったのです。
さて、途中はといえば、さすがに台風の目を上から確認することは出来なかったけれども、なんのことない雲の上をとんでる間は、な～～んもなくて超快適、当然夏の日差しが雲に反射して、きらきらとまぶしいほどきれいなこと・・・羽田の天候悪そうだから引き返すって言うアナウンスもないし、こりゃ何とか帰れるワイ・・・と思っていた矢先、これから着陸態勢に入ります・・と、また雲の中を降下し始めたらこれがいけない！！まあ対空砲火でも喰らっているんじゃないかと思うほど（喰らったことないよ、一度も）周りでドンパチがたがた音はするし、目に見えて飛行機の機体は左右に揺れているし、窓の外は真っ白け（雲の中）雨しずくはまさに真横に窓ガラスを走るし、これで停電でもあれば、パニック寸前？？まあそんな時間がほんの数分・・実はとっても長く感じたんだけど・・・急に機体の揺れが止まって窓の外に、いつもの東京湾と釣り船が見えたときには、思わず拍手しそうになった。まあその後、そこから成田に回ることもなく、無事羽田にご到着。（僕としてはパラシュートも経験してみたかったけど・・・）
台風の時、遠方から帰る一工夫と教訓・「飛行機で帰れ！」飛んだら儲けもの。雲の上は快適・・・
その翌週は次の台風７号がやってきて、昼間の大雨大風の中、夕方の札幌行きのフライトは大丈夫かとやきもきするも、なんって事なく、夕刻の便はno problem!!! なんで毎週、フライトの心配しなくてはならないんだと・・・９月からはフライト日帰りアリの出張が増えそう・・・まあ、台風にはご遠慮願いたいものである。
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