医語よろしく
2002年4月〜6月
2002.6.28
 化学療法のこと・・・日本がん看護学会での講演から・・
byナース:阿部恭子

今年2月に松山で日本がん看護学会が開催されました。サテライト講演の内容の抜粋をこのホームページの“医療従事者の方へ“に掲載しています。看護師の方に、ご覧いただくことを考えていたのですが、先日、患者さんから「HP読みました。」と、伺ってとてもうれしかったです。看護師さん向けに書いてあるので、患者さんにはわかりにくいところもたくさんあると思います。抜粋なので、タイトルだけあげていて、内容を省いているところも多いので、患者さんにわかりやすいように修正しないといけないと思い直しました。
ちょっと気になって、あちこちのHPを見てみました。がんの化学療法のお話はいろいろありますが、乳がんの化学療法のお話となると、あまり多くないかな・・、という印象でした。(ちゃんと探せていなかったらごめんなさい。)副作用について、教科書的に、「この薬だとこんな副作用・・」というのはある程度は情報として普及していると思います。(赤い薬は髪が抜けることが多い・・・etc.)。研究報告で述べられていることは、確かに事実なのですが、脱毛の程度も個人差があります。吐き気にしても、「とにかくひどくて薬(吐き気止め)でなんとかなった」という方もいれば、「つわりみたいなものね。薬は飲まなかったから、この次の点滴のときは薬はいらないわ」とおっしゃる方もいます。
講演では、化学療法を受ける患者さんへの看護ケアとして、「副作用は少なからずあるのは事実だけれど、普段どおりに生活できるようにアドバイスしていきましょう」と、お話をしました。治療を受ける患者さんの普段の生活を視野に入れて援助していくことを強調しました。

小倉恒子先生は、「抗がん剤は、からだにプラスになるものと思って受けるのよ。」と、おっしゃっています。前向きな気持ちで治療を受けること・・、決して簡単にそう思えるわけではないと思いますが、患者さんの化学療法への不安を和らげて、普段の生活を続けながら治療を受けるのに参考になるようなHPにしていきたいと思います。

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