医語よろしく
2002年4月〜6月
2002.4.17
 笑顔と医学教育・・・
ロンドンのタイムス紙は「友を得、人の心を動かすための一番の方法は、にっこりほほえむこと」と述べています。ロイヤル・メールの依頼で実施された全国調査によると、たいていの人は、まず笑顔に注目する。調査を受けた人の半数近くが、無愛想な人とは仕事の取引をしたいと思わないと述べました。「ヒューマン・フェイス」(英語)の著者の一人ブライアン・ベーツは「この調査は、笑顔が会社の中でどれほど大切かを示している。さらに、笑顔には鎮痛作用を持つエンドルフィンの分泌量を増す働きがあるので、自然に笑顔が出る人のほうが私生活でも仕事でもうまくやっていける」と述べています。

 私生活でももちろん、医療の現場でもそうでしょう。特にお医者さんの横柄な態度、権威ひけらかしの、何かあればすぐ怒るイメージ、盛んにたたかれてますよね。お医者さんって、怖い先生か優しい先生かどちらかしかないのかな・・・
前回、医学教育の「ひずみ」を話題にしましたが、このコメントもその方面から書きましょう。 今、「笑顔」を売りにしてる商売って何でしょうか。・・皆さんそれぞれに思い浮かべていただけると良いですが・・・
僕が考える「笑顔の商売」の代表格は、マクドナルドの店員さんと、スチュワーデスさん(今はフライトアテンダントというらしい)。ん〜〜〜でも、マックのカウンターの向こうの女の子達は、別に笑ってるワケじゃないか・・テキパキと元気がよいイメージが笑顔につながっているだけかな・・でも「笑顔売ってる」ってイメージでしょ。機内のお姉さま達も、なんであんなに「ニコニコ」してられるんだろうか、って思うほど笑顔してるよね。そのわりには、飛行場出てたまたま宿泊するホテルが同じで、大荷物を制服のまま引っ張ってる方々を見たら、全然「ニコニコ」してない。何だ、結局、職業柄の笑顔かあ。(なんて、関係者の方に「誤解」があれば申し訳ございません)・・・いずれにせよ、社内教育では徹底的に「笑顔」をたたき込まれているはずでしょう。そこで、提案。医学教育のカリキュラムのひとつに、マックのカウンターのあっち側と航空機内のお世話係っての、入れたらどうかな・・・人との接し方、話し方、笑顔の作り方・・(作った笑顔じゃだめかな〜〜でも患者さんに笑い顔ひとつ作れないよりずっと良い。患者さんが「怖く」なくて「優しい」先生のイメージを持ってくれれば・・・どこかの大企業にある外国のトップが就任したときに重役連中に先ずトイレ掃除からやらせて、お客さんとの最も接点になる現場を経験させたって聞いたことあります。それと同じかな・・・現場から学べって・・
僕が、今、マックのカウンターに立てって言われたら、もちろんやれますよ。売り上げを倍にしてさし上げましょう・・・なんてね、僕がやったら「アメ横のたたき売り」になるだろうから、マックのイメージには合わないでしょうが・・・でも医学生達だったら結構サマになるかも知れないでしょ。ついでに航空機なら国際線で英会話の勉強でもさせるのが一石二鳥。
そんなわけで、今日のコメント、多くの方面の方に、数々の失礼と不遜がございますればお許し下さい。

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