医語よろしく
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■2002年1月〜3月
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2002.2.7
ソフトな臨床医が、がん医療の達人・・・・・
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「患者に丁寧に接し安心感を与える医師は、間違いなく良い治療成果を上げる」と、英国タイムズ誌での報道がありました。英国の多くの大学研究者達は、この点を扱った25の研究報告を分析し、「人情味がなく、型どうりで、不安な接し方をする臨床医よりも、患者と暖かで友好的な関係を築くことに努め、回復は早いと言って患者を安心させる臨床医のほうが、良い治療結果をもたらすことが判明した。」と結論しています。スゥエーデンの別の研究でも、「医師が、病気からの回復の見込みに着いて患者を安心させ、質問を促すことによって診察室での会話を重んじ、、数分余分に患者と接すると、患者の満足度も高く、病気からの回復がはやい」としています。
日本の多くの大病院の先生方には耳の痛い報告でしょうね。患者さんは、診察室での医師との会話をとても大切にしようと思っています。医師からの「大丈夫」の一言で、患者さんはどれほど勇気つけられることでしょう。難しい薬の話、治療成績の提示、など情報としては必要かもしれません。でも本当に患者さんが望んでいるのは、「自分がまた元気にやれるんだ」という自信とパワーをもらっていくことでしょう。頭ごなしにがみがみやられたり、忙しいからそんな話聞いてられない!難しい顔をして海外の論文から得た治療法の羅列と数字のオンパレードで患者さんを納得させたと勘違いしている先生、そんな診察室の会話からは、患者さんはエネルギーをもらって帰れません。
「医者」という言葉、あまりいい響きじゃないですね。いかにも偉そうで・・・自分はDoctorだけど、この言葉大嫌い!! お医者さん(おいちゃちゃん)と呼ばれるソフトで丁寧な先生の方が、「がん治療の達人」ですよ、きっと・・・診察室から出ていく帰りしなに何気なくかけられた優しい一言で、患者さんは長時間診察待ちをした疲れも癒され、また元気のモトをもらって帰ることができるのでしょう・・・
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