やっとはなせたこと

やっとはなせたこと・・・・

術後二年・・毎日元気に忙しくしている私ですが、術後職場復帰した後も、乳がんであることは、話せないでいました。(もちろん上司のみ話しました)
自分の中で、これがこうだからなんて確かな理由などありませんでしたが、話せなかったのです。
それが、先日話すことが出来ました。それは、BS社のHPを見て欲しかったからです。
がんなど忘れて元気にしていられる私のエネルギー、お披露目から掲示板に書き込んだ300首近い五行歌を、そして、診察室でいつも元気をくれる先生のHPを、職場の人に見て欲しかったのです。
連日の残業で身体はへとへとに疲れているのに、頭の中は五行の文字が戯れる、家族に疲れているのに早く寝た方がいいんじゃないのと、言われてもPCに向かって五行歌書き込みたい。私の癒しでもあるのです。この元気の源を是非見て欲しくて、話しました。
職場のみんなの感想は、「情熱的な歌ばかり」というコメントでしたそして、そんな病気になっていたなんて、とても信じられないと言われました。以前にまして前向きに生きられているから・・・・
五行歌の世界教えて頂いてありがとうございました。
       
 ・・・美伊奈栖 恵子さんより

 *   いつも五行歌ありがとう。乳がんの手術を受けたこと、治療を受けたこと、職場でお話にならない患者さんは、実はたくさんいます。やっぱり「がん」は特別なもので、以前の「不治の病」のイメージがあるのでしょうか。それとも変に同情されるのがいやで、黙っているのか・・患者さんそれぞれでいろんな理由がありそうですが・・・
いつか新聞記事にありました。今回の患者さんからのコメントにもあります。新聞の方は、甲状腺の手術のあとの患者さんが温泉にはいるときなど、結構ご自分の傷を気にされていたのに、いざ周りを見ると乳がんの術後の方も背中に傷のある方もたくさんおられて、しかもご自分達の傷を無理に隠したりせず堂々と入浴して実に楽しそうだった・・ということです。そのことから、ご自分が思っているほど人は見ていないものかもしれない、余り気にせずにのんびりと明るく日々を過ごしたいという記事でした。

あれダメ、これダメ、控えなさい
主治医に言われて
腹が立つ
がん患者だって
ふつうにしたいんだから・・

という五行歌を掲示板に書き込んでおきました。